2012年1月16日月曜日

凄腕の日本人ヴァイオリン職人

先日、ご縁があり、とある日本人ヴァイオリン職人さんの新作楽器をお譲りいただきました。主に、海外の名器の修復や修理で評価の高い方だそうで、表舞台にあまり出てこられない方と聞いています。当然、ネットにも名前が出てこない方です。プロの奏者の方の楽器のメンテなども手掛けているようです。

その方が、とある三大銘器の一つを、克明に完全複製されたのですが、その楽器をお譲りいただきました。「オリジナル同様、コロコロ音が出るように整音したから」とのこと、当初あまり期待せず奏いてみたのですが、これがびっくり! 新作楽器の奏き味、音と全く違うのです。新作の耳障りな音が全く無い!しかも、小一時間も奏くと、下手なモダンイタリーより良い音、奏き味になりました。

今日で、6日ほど奏いているのですが(通算3時間ほど)、オールド楽器に近い奏き味と、音色になってきました。しかも、大きな音が出る。奏けば奏くだけ、成長する楽器。しかもオールドの音!
これはすごい、驚きです。

「新作でも鳴る楽器は鳴る」「ストラディバリも新作のときから鳴っていた」という説も納得です。
しかし、日本の職人さんで、このような楽器を作る方がいるとは・・・。驚愕の事実です。
凄すぎます。。。 凄い方もいるものです。

今度、この方にニコロ・アマティの複製を作って欲しくなってしまいました。







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