2011年10月2日日曜日

An Interesting Violin, probably Fussen circa. 1760 修復(その1)

この楽器、左右がいびつで、ユニークな楽器ですよね。

以前ロンドンのオークションで入手した楽器です。"An Interesting Violin, probably Fussen circa. 1760"とされていました。ラベルは、"Giachimo Cappa Fecit a Salvius Anno 1697"となってます。

さて、Fussenですが、今の南ドイツの都市で、ヴァイオリン発祥の地とも呼ばれていることろです。

当の楽器ですが、このお尻のいびつ具合、形のユニークさが如何にもこの頃の楽器らしく魅力を感じませんか? 写真では分かりませんが、オールド特有のハイアーチ具合は、まさにオールドイタリアン!すっかり気に入ってしまいました。

入手時の状態はまずまずの状態でした。
表板の顎宛近くがオープンしていて、右側F字の上部が割れていたので、修理が必要でした。裏板の割れが不安だったのですが、ニスのヒビのみで、健康な状態でした。ペグボックスがブッシングの修理が必要な状態でした。

こちらも、知り合いの職人さんにお願いして直してもらいました。
どのような楽器になったかは、また改めてご報告します。

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